
知ってる人にけっこう会いましたね。
一番の感想は「あ〜DAVE MASONを好きなオッサンがこんなにいるんだ!!」
前日観た仲間から、
リズム隊のバランスが良くなかったので、翌日は良くなるんじゃないか?
と、聞いていましたが、まずまずでしたね。
ベースの音が小さかったな〜、GERALD JOHNSONは見ていて面白かったけど。
往年の名曲もたくさん聴けましたが、
今までの音源とはかなり違うアレンジが多かったです。
「Gimme Some Lovin'」もSPENCER DAVISヴァージョンに近い感じで、
ベースソロはありませんでした。
DAVE MASONの手癖も健在で、まあ、いいライヴでしたね。
お年のわりにしっかり歌が歌えていて、そこが良かったです。
やっぱりVo.がちゃんとしてないと楽しくないですから。
それからお店を開けて、
DAVE MASON帰りのお客様を中心にあれこれ話しながら、
サザン・ロックを聴きました。
その中でリクエストがあったのが、
【LES DUDEK】

DAVE MASON、それから昨日のトピックだったSTEVE MILLERとも
色々関連要素があるので、今日は彼の事を。
オレもちょっとおさらいしないと。
ちなみに、LES DUDEKはオレと同い年だと判明しました。
彼は「Ramblin' Man」「Jessica」での客演で知られる、
ALLMAN BROTHERSファミリーですね。

その後は、BOZ SCAGGSと一緒にやっていた時期があり、
SILK DEGREESにも参加しています。

それから、その頃は昨日書いたSTEVE MILLERとも密接な関係で、
実はFLY LIKE AN EAGLE、BOOK OF DREAMSあたりのアルバムに参加しています。
STEVE MILLERがBOOK OF DREAMSでやっている「Sacrifice」は、
どうやらLES DUDEKの曲らしいです。
その後ソロ・アルバムを数枚発表。
平行してDFK BANDで1枚のアルバムがあります。
後にはCHER(ここにもALLMAN要素が...)や
STEVIE NICKSと一緒にやったり...でしたが、
やがて再びSTEVE MILLERと一緒にやるようになったと。
今日はソロ・アルバム時代から抜粋で、何とかまとめてみましょう。
少し前に76年の1stソロ・アルバムのことに触れました。

http://rockkitchen1984.sblo.jp/article/42300454.html
JEFF PORCAROなど、TOTOの連中がちらほら + BOZ SCAGGSも。
BOZはプロデュースもやってますね。
その頃の交流からすると当然ですね。
DAVID FOSTERの参加はちょっと意外だが。
ベースはCHUCK RAINEYがいると同時に、
ここにもいましたねGERALD JOHNSON。
せっかくなので名曲「City Magic」をもう一度置いておきましょう。
LIVE動画もあるんだけど、どうしてもこれが一番音がいいのよね。
こんな一面も。
「Each Morning」
2ndアルバムは77年の
【LES DUDEK / SAY NO MORE】

メンバーは1stと同じ人も多く、GERALD JOHNSONもいます。
意外なところはTONY WILLIAMS。えっ、あの人だよね。
このアルバムは異色なのかな?
16ビートでフュージョンぽい、洒落た曲が多いのよね。
そんな中、サザン・ロック・スタイルを濃く醸し出しているこの曲がベスト。
「徐々に盛り上がる長尺曲」というところも典型ですね。
「Avatar」です。
もう一曲「Old Judge Jones」
B面の「Zorro Rides Again」もカッコいいけど、音源見当たらず。
次は78年の
【LES DUDEK / GHOST TOWN PARADE】

メンバーが少し変化し、ロック色が強くなってきたぞ!
昨日のリクエストはこのアルバムから、
冒頭曲の「Central Park」をご希望だった。
ドラムスはCARMINE APPICE!
アルバムにはJACK BRUCEもVo.で参加...たまたまいたのか?
そしてですね、このアルバムからGERALD JOHNSON以外の
DAVE MASON関連メンバーがちらほらし始めます。
MIKE FINNIGAN、JIM KRUEGERですね。
このアルバムはブルーズ臭い曲も含め、
かなりサザン・ロック色があっていいね!
ハードな匂いも濃くなってきました。
例えばこんな曲。
「Falling Out」
最後のアルバム・タイトル曲もブルース・ナンバーですね。
時系列でいくと、次のアルバムはソロではなく、
【DFK BAND】

DAVE MASON BANDのMIKE FINNIGAN、JIM KRUEGERとアルバムを出しちゃった!

3人の頭文字でDFKね。
先日からこのアルバムお店で良くかかるんですが、帯には
「超スーパーグループ」との表記。ちょっと大げさ。
音は、時期的にも意識してか、少しAORぽさがあるかな。
ネット上では見事に音源がございません。(-_-;)
今日の最後のアルバムは81年の
【LES DUDEK / GYPSY RIDE】

ジャケットがきれいで雰囲気もいいね。
メンバーにMIKE FINNIGANはいるけど、有名な人は減りましたね。
意外なところで、JAMES NEWTON HOWARD、
それからMARK STEIN。えっ、VANILLA FUDGE?なんで?
CARMINE APPICEの紹介?まさか。
とても脱線ですが、MARK STEINが71年に出した
BOOMERANGというハード・ロック・バンドは好きです。

話は戻って、まず1曲目の「What's Lost Is Truly Gone」を。
この曲は少しおとなしいね。
ハードな面が増してきたのは、この曲なんかで感じる。
「Deja Vu (Da Voodoo's in You)」
この曲もハードでカッコいいな〜
「Too Damn Dizzy」
アルバムタイトル曲もそうだけど、このアルバムには無骨ないい曲多し!
最後の「I'm OK」
個人的にはこのアルバムが一番好きかも。
LES DUDEKはその後かなり間が開いて、アルバムを何枚か出しているけど
それは今のところ聴いたことがおまへん。
今日はちょっと「あ〜しんど」なレポートでしたね。
またよろしく。