<

2010年12月08日

12/7(火) SOUTHERN、SWAMPなど

PPL.jpgLR.jpgEC.jpg

昨日は大晦日のイベントのチラシの編集で大幅に時間消失。
書き込みもできませんでした。
別途トピックでご案内します。

いきなりレポートですが、
PURE PRAIRIE LEAGUE/SOMETHING IN THE NIGHT

以前、VINCE GILLが加入した後期のことに少し触れましたが、
このアルバムはその頃の秀作。81年です。
初期のカントリー・ロック色が濃い目の音に比べると、この頃の音はかなりスマート。
泥臭さには欠けますが、VINCE GILLのVo.で帳消しです。
ちなみにNICKY HOPKINSが参加しています。
当時は、感覚としてはウエストコースト好きな人がこのあたりにも手を出していた、という感触があります。
少しハードなノリが魅力のタイトル曲、
そしてソフトな秀曲B面の「Still Right Here in My Heart」が最高です。
PPLは初期〜後期で味わいは違いますが、一貫して歌のメロディーがいい。
前作のFIRIN' UPもいいですよ。

LEON RUSSELL/LEON RUSSELL

う〜ん。LEON RUSSELLは決して自分の「モノ」になっているアーチストとは言えず、何ともコメントが難しい。
中学生の頃に「タイト・ロープ」が少しヒットし、ラジオで聴いていたのだが、
何とねちっこい歌い方をする人かと思っていた。
レコードを買うほど好きにもなれず、アルバムなど聴いたことがなかった。
しかし、大人になりSWAMPの扉を開いたとたん無視できない存在に。
レコードセールスの実績とは比例しないビッグ・ネームっているものですね。
「A Song For You」収録のこのアルバム。
80年代前半くらいだと思うが、「A Song For You」がTVCFで使われたことがあり(何のCMかは忘れた)、
このアルバムを「なぜ今レオン・ラッセルなのか?」というキャプションで
10枚くらい売ったことを思い出した。
火曜日にかけるSWAMP系の中では最右翼に属するアーチスト。
むしろメジャーすぎるので時々しかかけないが、何枚かあるのでまたかけましょう。
「特にこの曲が」という感じではなく、アルバム全体の空気感がどっぷり泥臭いところがいいです。

ERIC CLAPTON/SLOW HAND

大物過ぎてあまり語りたくない感があるが、今まで触れてなかったので少し...
今やノージャンル的ビッグ・ネームのクラプトンだが、自分の中では火曜日アーチストだ。
LEON RUSSELLもそうだが、DELANEY & BONNIEとの接近がその契機か。
「ON TOUR」や、SWAMP系アーチストてんこ盛りの1stソロ以降、SWAMP範疇に入れることに異論はないだろう。
オレの一番好きな時期はドミノス。この頃のギターの音がいい。
メンバーもいい。BOBBY大好き。BOBBY WHITLOCKを語るのは別の機会としましょう。
SLOW HAND=「Cocaine」だ。初めて聴いた時素直にカッコいいと思った。
J.J.CALEのオリジナルを聴いたのはその後だったが。
J.J.CALEも好みのアーチスト。何とも貧相で貧乏臭いだるさ?が好き。
どっちのバージョンもいいな。
それと、ちょっと有名曲といえば「Wonderful Tonight」かな。
昔、知り合いの結婚式の時、新郎新婦入場のBGMにこれを使いたいと。
1曲分では短いということで頼まれ、LP2枚を繋いでロングヴァージョンを作ったことがある。
こんなこと脳みその片隅にあったはずなのに、思い出すものですね。
その時は、皆さんのテーブルを回ってキャンドルサービスの時用にも「1曲分では短い」ということで、
LINDAの「Long Long Time」のロングヴァージョンを作ったな。
クラプトンに話は戻るが、ソロでの一番好きなアルバムとなると...
1stと言いたいところだが、やはり「461」なんですわ。
皆さんはどうでしょう?
posted by ロックキッチン1984 at 00:00 | Comment(0) | 火曜・・・サザンロック・スワンプ

2010年12月01日

11/30(火) サザン・ロックなど土臭・泥臭

GUVTMULE.jpgJWsrious.jpgcenterfold.jpg

月末日で皆さん忙しいのか、結構ヒマな日だった。
おかげで?黙々と個人作業を進めることができた。
・「歌謡曲ナイト」の後片付け完了!
・階段周りのジャケット・ディスプレイ開始〜約半分終了

階段下、入り口のディスプレイは道行く人から見えてGOODなんだが、
雨の吹込みで濡れるのが心配。袋でガードはしているが、長期経過すると内部に水分が忍び込み、ふやけてくるかも。
あとは、日焼け、酔っ払ったお客様の接触で脱落など考えられるがある程度は覚悟だ。
まさか持って行く人はいないと思うが、それもあるのかも。中身入ってませんから〜

そんな日だったが、BON JOVIのライヴ帰りの後輩が来てくれた。
会場で配ってるライヴのチラシを頼んでいたが、
SLASH、MR.BIG、その他来日チラシありがとうございました!
EAGLESも決定。TOTOの予定もあるみたい。
プラス、会場で買ってきてくれたBON JOVIの3Dポスターを差し入れしてくれた。
ありがとう!
昔のお菓子のオマケによくあった3Dカードを思い出す材質なんだけど、
大きいのでカッコいい。
うれしがりの関西人は、さっそく両面テープでディスプレイ。
でも、重いので、持ちこたえるかどうかがちょっと心配。

で、土臭い選盤の日だ。
まずはGUV'T MULE。

ガヴァメント・ミュールと読む。
めったにCDはかけないが、そうは言っても聴きたい時があるのだ。
アナログでは出ていないアルバムも一杯あるしね。
アルバムが結構出ているが、今のところこの1stアルバムしか持っていない。
知ってる人は知ってる、オールマンのWarren HaynesとAllen Woodyのいるバンドだ。
ABBの味わいとは一味違うハードでへヴィなブルーズ・ロック。
ガンガン行く感じ。
サザン・ロックのレイドバック感が好きな人にはちょっとハード過ぎるかもしれないが
かなりのカッコよさだ。

JOHNNY WINTER/SERIOUS BUSINESS

コミュ・メンバーのダイナモハムさんが「冬に備えてジョニー・ウィンター」と
日記を書かれていたが、オレも最近JOHNNYづいている。
アリゲーター時代の奴を久しぶりに聴きたくてひとつめとふたつめをゲット。
SERIOUS BUSINESSはアリゲーターでの2枚目だ。
本格的BLUESレーベル、アリゲーターからのアルバムはジャケットも全部いい。
「通」の評価ではこの時の3枚は大したことないとの意見もあるが、それは他のアルバムとの比較論。
こういうBLUES ROCKはどれを聴いてもハズレはない。
それと、RICK DERRINGERの要素もなく、純正BLUESレーベルでBLUESメンバーとやっているこの頃の音にはそれなりに興味も湧くのだ。
SERIOUS BUSINESSを選んだのは、ライナーの話を書きたかったから。
この国内盤、山岸潤史がライナーを書いている。
70年代にL.A.で生JOHNNY WINTERのライヴを見たらしく、そのときの話が出てくる。
一緒に行ってた石やん、金森幸介と最前列へ行き、ぶっ飛んだのだと。
金森幸介はどちらかと言えばフォーク系の人だが、このライヴでBLUESに目覚めたらしい。と書いてあった。

アリゲーターのアルバム、あとはTHIRD DEGREEをゲットしたいが、
86年のアルバム=アナログが出ていたかどうか記憶があやふや。
出てるとは思ってるが、見つかるかどうか・・・

JOHN FOGERTY/CENTERFIELD

夏フェスで来日などもあったCCRのオヤジ。
70年代に若干のソロアルバムがあったが、
約10年ぶりの85年に突如出現し、確かいきなりビルボードのNo.1になった怪物アルバム。
モダンなサウンドが満載だった当時、まさに80'sサウンドの真っ只中、
こんな土臭いアルバムがめちゃくちゃ売れるとは・・・アメリカの底力を痛感。
日本で言えばいきなり演歌アルバムがトップになったような状態か?
JOHN COUGARの時も驚いたが、この時はもっと驚いた。
内容も自分好みのど真ん中だったので今でも大好きなアルバム。好きな人多いんじゃないかな。
初期のCCR〜後期のCCRの美味しいところを凝縮したようなアルバムで、
軽快かつ明るめの秀曲も多いが、
何と言っても冒頭の「The Old Man Down the Road」のカッコ良さたるや。
だる〜い泥臭さ満点なんだが、サビ部分は印象に残るメロディー。
簡単そうに聞こえてなかなか真似できないギター。
語るときりがないのでこのへんで。
ちなみに次作のEYE OF THE ZOMBIEはややハードな面が目立つ印象です。
posted by ロックキッチン1984 at 00:00 | Comment(0) | 火曜・・・サザンロック・スワンプ

2010年11月24日

11/23(火) サザン・ロック+スワンプなど

johnnyvz.jpgsuziq.jpguhhuh.jpg

今日は音楽レポートのみを。

JOHNNY VAN ZANT BAND/ROUND TWO

VAN ZANT兄弟の一番下、JOHNNYは当然サザン・ロックスタイルなんだが、
3人の中で一番ハード・ロック色が強く、好きだ。
後にVAN ZANTの名義に変わるが、その頃に向けて徐々にハードな面が濃くなったような印象。
その後、CD時代になってからも数作出ているようだが、そちらは未聴。
このアルバムも1曲目からノリの良いハードなサザン・ロックを聴かせる。
個人的なトピックはORLEANSの「Let There Be Music」をカヴァーしているところ。好きな曲。
JOHNNYは88年の再結成LIVE盤以降、LYNYRD SKYNYRDのVo.も務めている。

CCR/Creedence Clearwater Revival

1stアルバムだ。日本では「スージーQ」というタイトルだった。
国内盤発売は「Proud Mary」の入った2nd、BAYOU COUNTRYの方が先だったはず。
「クリーデンス登場」みたいな帯だったはずなので。
さて、1stは最もBLUES色が強く、言わずと知れた「I Put a Spell on You」で始まる。
ハイライトの長尺曲「Suzie Q」もそうだが、BLUESカヴァーだ。
無骨さ、ねちっこさではこの辺のアルバムが最高か。
後にヒットシングルを連発し、ポピュラーになっていくが、
たった今、記憶の奥から出て来たエピソードがある。
中学生の時、地元商店街のレコード屋さんでいつものようにレコードを見ていた。
(買うお金がなかっても、しばしば見に行ってたのだ)
CCRのコーナーを見ている時、別のお客さんが来て、
その人はもっと年上の髪の毛の長いお兄さんだったのだが、
「CCR好きなん?どれが好きなん?」と話しかけてきた。
ヒット曲満載のCOSMO'S FACTORYだと答えると、
「ふ〜ん、俺は初期のこの辺の方が好きやな」と、SUZIE Qを指し示す。
内心「え〜〜」と思ったが、今になって思うと彼の言ったことも良くわかる。
ちなみに、私が受験した、とある検定試験で
「次に挙げるCCRのアルバムを発表順に並び替えよ」という問題があった。
ラッキーな問題だった。

JOHN COUGAR MELLENCAMP/UH-HUH

怪物アルバム、AMERICAN FOOLの次に出た83年作。
この辺のアルバムは全部大好きだが、ストレートなR&R色の強い秀曲が多い点ではコレが最高だろう。
JOHN MELLENCAMPのサウンドで重要な要素はLARRY CRANEの切れの良いギターだと思っている。
ほとんどの曲が、カッコいいギターのコードリフから始まるが、実にソリッドでかつ個性のある音。
このアルバムは、冒頭の「Crumblin' Down」からして最高。一人STONES的風味。
フェイバリットはB面のSEX,VIOLENCE,R&R=「Serious Business」だ。
このアルバムから、MELLENCAMPという表記がアーチスト名に加わるが、
彼のアーチスト表記の遍歴の話は長くなるので割愛する。
ちなみに、彼が基本的に気のいい田舎者なんだなあと思った話。
AMERICAN FOOLが全米No.1ヒットとなって、大金が入ったはずだが、
何に使ったのかというインタビューに、「ハーレーを3台買った」そうです。
もうひとつちなみに、次作SCARECROWも秀作だが、これのサイン入りアルバムが店にある。
近々ディスプレイしよう。
G.のLARRY CRANEはソロ・アルバムをいくつか出している。
posted by ロックキッチン1984 at 00:00 | Comment(0) | 火曜・・・サザンロック・スワンプ

2010年11月10日

11/9(火) SOUTHERN ROCKとSWAMP

homegrown.jpgwillie&.jpgpointblankap.jpg

昨日書くのを忘れたが、
1984の店内にあるいくつかのロック系の立体オブジェ、
ひとつ追加しようと思っていて、
先日、製作者の方と軽く打合せをした。
どんなものかは、出来上がった時のお楽しみですが、
ヒントは「土曜日系」ですかね。
無駄遣いとは思わないが、お金ないんですけど・・・

昨日はそれほど忙しい状態じゃなかったが、
最近良くあるように、カウンターから埋まって行く。
土臭い火曜日。
大好きなJOHNNY RIVERSのリクエストが飛び出た!
アルバムはお任せだったので、71年のHOME GROWNを。
上質のカヴァー曲が多いと前に書いたが、
これにはA面にJACKSON BROWN曲が2曲入っている。
「Our Lady of the Well」と「Rock Me on the Water」だ。心地良い。
B面にはJAMES TAYLORの「Fire and Rain」も。また今度聴こう。

CCRの69年作(と言っても1年で3枚も出してたんだよね)、
4枚目のWILLY AND THE POOR BOYSを聴く。
土臭さでは多分このアルバムが最高で、一番好きかも。
「Down on the Corner」「Cotton Fields」が秀逸だが、
B面には忘れてはいけないロック・チューン、「Fortunate Son」が入っている。
この曲はロック系のバンドに良くカヴァーされている。
U2、PEARL JAM、BRUCE SPRINGSTEENなんかもやっているし、
JOE LYNN TURNERのカヴァーアルバムにも入っている。
昔ハードロック系の誰かがやっていた記憶があるが、多分WAYSTEDだな。
今回調べていて、いいヴァージョンを見つけた。
Paul Revere & the Raidersだ。
しかし、今年出たところ?のベトナム戦争ものの14枚組に入っていて、重くて買えない。
内容は良さそうなんだが。
他にもカヴァー版は沢山あるが、オレの一番は
テイストが似ているBOB SEGERヴァージョンだ。LIKE A ROCKに収録。

SOUTHERN ROCKカテゴリーのハード・ロック寄りなバンドが最近好みだが、
昨日はPOINT BLANKの2nd、AIRPLAYを聴く。
ハード・ロックとして聴けばハード・ロックだが、
やはりVo.のスタイルに思いっきりサザン色を感じるのです。

今日もいい天気。頑張ろう。
posted by ロックキッチン1984 at 00:00 | Comment(0) | 火曜・・・サザンロック・スワンプ

2010年11月03日

11/2(火) SOUTHERN ROCK〜土臭

dbband.jpglareggae.jpgppl1.jpg

本日、11/3(祝)はお休みです。
よろしくお願いいたします。

昨日一番のトピック。
DICKY BETTS BAND。

1988年発売のPATTERN DISRUPTIVEのLPをお客様が見つけて来て下さった。
このアルバム、USでのアナログ最終期のため非常にお目にかかりにくい。
当時レコ屋時代、1枚仕入れて売ったが次が入らなかった。
その後長年気にしていたが現物を目にすることはなかった。
オークションのアラートにもひっかからない。
しかたなくCDを持っていたが、
昨日22年ぶりに生まれて2回目のアナログご対面。びっくりした!
で、なぜこのアルバムが好きか?
アナログではB面、「Duane's Tune」という長めのインスト曲がある。
タイトル通りALLMANに捧げた曲だろう。
この曲がスルメのように長年かけて自分の中での重要度が増加、大好きな曲になった。
次の、「Under The Guns Of Love」もとてもいい。
ちなみに、その後ALLMANのメイン・ギタリストとなったWARREN HAYNESは、
このアルバムで初めて姿を現したと記憶している。
(それまでの細かい仕事は別として)
ともあれ、これは自分の宝物レコードのひとつとなった。
kojiさん、ありがとうございました!

さて、次。
JOHNNY RIVERS。

オールディーズ時代からの人なので見逃しがちだが、
70年代頃、すごくいいスワンプアルバムを連発している。
一時買い漁った。
昨日は比較的有名な72年のL.A.REGGAEというアルバムをかけた。
この人のアルバムは、実に上質なカヴァー曲が多い。
これにはねちっこい「Knock On Wood」などが入っているが、
秀逸はVAN MORRISONの「Brown Eyed Girl」だ。
B面には「母と子の絆」のカヴァーも。

VAN MORRISONの「Wild Night」のカヴァー版を収集していると以前書いたが、
JOHNNY RIVERS版もある。
それは、そのままのタイトルWILD NIGHTというアルバムの冒頭で聴ける。
その他にもJACKSON BROWNEナンバーのカヴァーなどもあり、
良いアルバムがごろごろしている。またの機会にレポしよう。

多分初めての紹介だと思うが、PURE PRAIRIE LEAGUE。
ちっとは名の知れたCRAIG FULLERがいたバンドだ。
彼らのカントリー・ロック〜ウエスト・コーストサウンドにも繋がる音が大好きで、
一時買い漁った。けっこう沢山アルバムが出ている。
CRAIG FULLERは最初の頃の数枚で脱退し、その後AMERICAN FLYERへ。
ERIC KAZとのアルバムも有名だ。
話題は尽きないが、後にカントリー畑に転進し大成するVINCE GILLが後期に加入。
その頃の3枚のアルバムも素晴らしいが、
初期の田舎臭い音も好きだ。
昨日は初期のスマッシュヒット「いとしのエイミー」が入った、
BUSTIN' OUTを聴く。
他のアルバム群も平均的に心地良く、どれも捨てがたい。
しかし、見事なほど売れなかったし、知られていないバンドです。

片付け途中の歌謡曲シングルかごを、目ざとく見つけたお客様が、
「リクエストいいですか?」と、4〜5枚抜き出した。
日付も変わってるし、他のお客様も異存なしだったので
そこからは歌謡曲・・・
リスエストの曲に加えて、美味しいところを連発。
50曲くらいかけて閉店となりました。
posted by ロックキッチン1984 at 00:00 | Comment(0) | 火曜・・・サザンロック・スワンプ
<