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2011年07月10日

7/9(土)PURE PRAIRIE LEAGUE〜VINCE GILL

本日7/10(日)はお店がお休みです。

よろしくお願いいたします。


そんなわけで、気持ちにも少し余裕があり、
めんどくさいテーマを少し整理する気になりました。

前に、2回ほど触れたことがありますが、
PURE PRAIRIE LEAGUEと、関連のVINCE GILLについてです。

PURE PRAIRIE LEAGUEはもともとオハイオのバンド、
音の種類で言うとカントリー・ロック。
かなり田舎臭い味わいなので、
1984では一応火曜日アーチストにしています。
但し、最後の方の数枚、VINCE GILLが加入してからのアルバムは
かなりウエスト・コースト・サウンドにも通じる味わい。
アルバムの解説データにも
FIREFALLやEAGLESを思わせるところありとの記載が確認できます。
なので、土曜日アーチストとも言えそうです。
さらに事態がややこしいのは、
いわゆるカントリー・ロックでも、
ウエスト・コースト系の人がカントリーに接近している場合と
ナッシュヴィル系のカントリーアーチストで、
かなりロック寄りな音を聞かせている場合があり...
一般的にはウエスト・コースト系アーチストと
カントリー音楽の関係が無視できないので、
「カントリー・ロック」「カントリー畑の人のアルバム」は
土曜日に聴いています。
しかし、音の味わいは近くても
地域的にサザン・ロックのアーチストとみなされているバンドもいて、
それは火曜日...
いやはやややこしい。
自分でも各曜日のアーチスト振り分けはいい加減だなあと思います。
もとより、厳密にこだわっているわけでもないので、
堅苦しく考える必要もないですな。
簡単に言うと、自分の中でちょっと気持ち悪いのは
ナッシュヴィル系の人達をウエスト・コーストと一緒にしているところでしょうか。
土臭さという面で考えれば、火曜日かも?と思うのですが、
火曜日にしては、ソフトな音のものが多いので土曜日の気分なんです。
しかたないね。

で、VINCE GILLはソロになってからは前述の、
「カントリー畑の人のアルバム」に該当するので、
土曜日に聴いています。
ソロの最初の頃は、かなりウエスト・コースト風ソフト・ロックの風情もありますし。

前置きが長過ぎ!

PURE PRAIRIE LEAGUEについて。
以前にも書きましたが、当初メンバーにCraig Fullerがいました。
1969年の結成以降、メンバーの変更が激しく、
1978にはオリジナルメンバーがいなくなります。
約10枚のアルバム群を通じて音の味わいも次第に変化。
最後の3枚のアルバムに参加したVINCE GILLが、
間違いなくもう1人のキーマンでしょう。

PPL(と略します)のアルバムジャケットは
有名なノーマン・ロックウェルの絵が使われていて、
いつも登場するカウボーイのオッサンがキャラクターになっています。
このオッサン、ちゃんと名前がついている。LUKEというらしい。

アルバムも多いので印象に残る曲もそれなりに多いんですが、
最初期と最後期の印象が特に強いですね。

1972年の1stアルバム。

【PURE PRAIRIE LEAGUE / PURE PRAIRIE LEAGUE】

PURE PRAIRIE LEAGUE PURE PRAIRIE LEAGUE.jpg

カントリー・ロックのマストアイテム?と参考資料にありました。
当然EAGLESと比較されたようです。時期的にもそんな頃ですね。

記念すべき1曲目の「Tears」
あらためて聴くとかなりのカントリー度。
でも、気持ちのいいコーラスや小気味良い掛け合いリードギター部分が好きでした。
いい曲だな。



次作のセカンドも1972年リリース。

【PURE PRAIRIE LEAGUE / BUSTIN' OUT】

PURE PRAIRIE LEAGUE BUSTIN' OUT.jpg

このアルバムからヒット曲が生まれます。
しかもアルバムから2年も経ってからトップ30入りしたという。
一度は売れなくてRCAをクビになったらしいけど、
この曲のおかげで再契約したんだと。

「Amie」(邦題は「愛しのエイミー」)



Craig Fullerはこの2枚目までで脱退。やがてAmerican Flyerを結成します。
3枚目は少し間が開いて1975年。

【PURE PRAIRIE LEAGUE / TWO LANE HIGHWAY】

PURE PRAIRIE LEAGUE TWO LANE HIGHWAY.jpg

タイトル曲「Two Lane Highway」

この曲などは、かなり初期EAGLESの軽快な曲や
JACKSON BROWNEの「Redneck Friend」あたりに近いですな。



さすがに以下は割愛しますが、その後も
1976 Dance
1976 If the Shoe Fits
1977 Live!! Takin' the Stage
1978 Just Fly
とアルバムは出続けます。
このタイミングでオリジナルメンバーが全員いなくなり、
オーディションで新しいフロントマンVINCE GILLが加入。

今回色々資料を読んでいて、知りましたが、
オレはちょっと勘違いしていた。
VINCE GILLはもともとウエスト・コースト色の強い人で、
PPLの後、カントリー畑に転向したものと思い込んでいましたが...
実はもともとブルーグラス、カントリー系のキャリアがあったとのこと。
カントリー系の人のバック演奏などもしていたようです。
高校生の時のブルーグラスバンド時代にPPLの前座をやった事があるらしく、
オーディションでは高校生時代の彼のことをメンバーは覚えていたとのこと。
ちなみに、VINCE GILLがオレと同い年だと初めて知った。

それで、VINCEが加入して、
1979 Can't Hold Back
1980 Firin' Up
1981 Something in the Night
と、3枚のアルバムを残し、VINCEは脱退してソロになり、
PPLは消滅。

【PURE PRAIRIE LEAGUE / FIRIN' UP】

PURE PRAIRIE LEAGUE FIRIN' UP.jpg

このアルバムから何か1曲となると、
1曲目の「I'm Almost Ready」もいいんだが...
やはりコレか。
TOP40ヒットの「Let Me Love You Tonight 」
サックスはDavid Sanbornですね。



最後のこのアルバムが秀作です。

【PURE PRAIRIE LEAGUE / SOMETHING IN THE NIGHT】

PURE PRAIRIE LEAGUE SOMETHING IN THE NIGHT.jpg

好きな曲ではコレ。
「Still Right Here in My Heart」



タイトル曲「Something in the Night」もカッコいい。



さて、ソロになったVINCE GILLだが、
次第にカントリー色を強め、
やがてグラミー賞の常連=スーパースター(カントリー界の)となります。
実はロック色のある最初の数枚しか持っておらず、
カントリーアーチストとしてのVINCEを語る資格はありません。
ミニアルバムが一つ出た後のコレを最初に買いました。

【VINCE GILL / The Things That Matter】

VINCE GILL The Things That Matter.jpg

「True Love」をどうぞ。



疲れたのでこの辺にしておきますが、
今回は色々知らなかったことを見つけました。

※ PPLの「BUSTIN' OUT」にはMick Ronsonが参加している。
※ VINCE GILLの嫁さんは、Sweethearts of the RodeoのJanis Gill。
 でも、別れたみたいで、後の嫁さんはAmy Grant。
※ PPLは解散したわけではなく、VINCEの後釜を入れてしばらく続いていたみたいだが、
 一時Craig Fullerも復帰していたらしい。その後彼はLITTLE FEATへ。

お客様が出演するLIVEを見に行くので、今日はこのへんで!

2011年03月27日

3/26(土)PATRICK SIMMONSを聴いて気付いたこと

連日の朝帰り...
起きる時刻が遅くなるし、
昨日は、ちょっとチラシのデータ作成をしていてブログも触れず。

あ、お知らせですが
本日3/27(日)はご近所の「OIL CITY」さんの
ライヴ・イベントを覗くため、少しオープンが遅れます。
21:00頃には開ける予定です。
よろしくお願いいたします。

さて、「ほうれん草とベーコンのバター炒め」のオーダーが目立つここ数日。
根元の部分でオレのお腹も満足?てか?

昨日、土曜日のウエスト・コースト&ソング・ライターの選盤で、
久しぶりにコレを聴いた。お店でかけるのは初めて。

【PATRICK SIMMONS / ARCADE】

PATRICK SIMMONS ARCADE.jpg

B面を聴いたんだけど、1曲目に「Knocking at Your Door」という曲がある。
ふと気付くと、ANDY FRASERの曲じゃないか。
出だし3音くらいが、一瞬「Smoke On The Water」?
ノリのいい曲で、おそらくこの曲が気に入ってアルバムを買ったと思われるが、
すっかり忘れていた。
紹介したいが、動画はないみたい。

それで、ANDY FRASERのアルバムを見てみるとコレに入っていた。

【ANDY FRASER / FINE,FINE LINE】

ANDY FRASER FINE,FINE LINE.jpg

これまた動画では紹介されていない。残念。

脇道にそれるが、「Smoke On The Water」で連動して、
似たタイトル曲を連想した。
DEEP PURPLEの「Knocking At Your Back Door」
再結成アルバムの秀曲だ。



すみません、話には関係ないです。

話は戻って、ANDY FRASERの「Be Good To Yourself」という曲のことが
また気になり出す。
元FREE、SHARKSだよ...
どう考えてもイギリスのハード・ロック人脈なのに、
なぜスワンプ系のFRANKIE MILLER
(この人はイギリスだからまだ違和感は少ないが)のコレや

FRANKIE MILLER FULL HOUSE.jpg

めちゃくちゃ土臭いDELBERT McCLINTONのコレに入ってるんだろ?

DELBERT McCLINTON The Jealous Kind.jpg

そもそもANDY FRASERの持ってるアルバムには入ってないぞ。
一体オリジナルはどこに存在するのかと思い、探ってみると...
知らないアルバムがあった。これに入っとる。

【ANDY FRASER / …IN YOUR EYES】

ANDY FRASER ...IN YOUR EYES.jpg

75年のアルバム。ブルージーな名作らしい。
マッスル・ショールズ系の豪華メンバー参加...
コレが欲しい...
とりあえず通販で2000円台のものがあるが、どうしようかな?
あまり良く知らなかった部分なんだが、
ANDYは一時期、作曲家としての活動が盛んだったようだ。
なので、色んな人が彼の曲を演っていてもおかしくはないと...

ANDY版の「Be Good To Yourself」は見当たらないので、
FRANKIE MILLER版をどうぞ。

2011年03月06日

3/5(土)ウエスト・コースト〜JACK TEMPCHIN

昨日はウエスト・コースト、ソングライターの日。
初来店の外人さんが長い時間和んで帰られました。
長年阿佐ヶ谷に住んでおられるとのことでしたが、
来月アメリカに帰られるとか...
ちょっと残念。

ちょうどウエスト・コーストの日だったので、
「今頃演ってるんだろなあ」と思いながら、
EAGLESやその周辺モノを厚めに聴きました。

RANDY MEISNERとか、
これね。

【JACK TEMPCHIN / JACK TEMPCHIN】

JACK TEMPCHIN SELF TITLED.jpg

ずっと前にちょっと書いたよね。
「Peaceful Easy Feeling」の作者だ。
いい感じのアコースティック・ライヴ!



同じ曲のJACKSON BROWNEヴァージョン。

http://www.youtube.com/watch?v=VNT979oO6Q0&feature=related

夕方、知り合いからメールが来て、
「東京ドームなう」とか書いてあるやん!
さっき続報が。
「ちなみに1時間くらいやったら、疲れたのか休憩中。
叶姉妹がおったで」だとさ。

ちなみに今、伊豆高原へ来ているんですが、
もうすぐ晩御飯なので、今日は音楽の話はさらっとこれで終わり。

ところで、部屋の冷蔵庫にこんなのがあった。

しずおかコーラ.jpg

これを飲んでみる。

しずおかコーラ2.jpg

おっ、コーラだ。でも奥にお茶の味!
旅の味ですな。

2011年02月27日

2/26(土)@マッコリ入りました。AAL STEWARTを聴いたよ。

金曜日。朝7時まで営業。
就寝時刻遅し。当然起床時刻も遅し。
そして昨日土曜日。
時刻指定のプチ団体ご予約のため、いつもより早い開店。
料理の準備も少々。
というような状態で、
昨日はブログをアップする時間なしでした。

「ソウルマッコリ」が入荷。
本格的な「生マッコリ」は発酵し続けて味も変化するし、
日持ちに問題が...ということで、
微炭酸をアレンジして「シュワッ」とした感覚をもたせたものが
日本で最近発売された。

グラス¥400
ボトルごと(1000cc)¥1,500

身体に良さそうな気分で飲めて、意外と酔える。
冷やしてます。

CIMG1577.JPG


昨日、これを聴いたので、

【AL STEWART / TIME PASSAGES】

AL STEWART TIME PASSAGES.jpg

今日は軽くAL STEWARTなんぞを。
スコットランドの人です。アメリカ的乾燥感がなくて、何となく湿っている。
軟弱とも言えそうな、なんとも優しい歌声。ゆる〜い気分で聴くのが良し。
なぜか憎めなくて、アルバム数枚を所有。
2枚組ライヴ盤なんてのもあるが、それが出た時は
何と言うかアーチストのカラー的に、とても違和感を感じたものです。

好きな曲「Time Passages」
70年代の映像。



【AL STEWART / ORANGE】

AL STEWART ORANGE.jpg

これは有名なアルバムだ。1972年かな。

「I Don't Believe You」
BOB DYLANの曲。



ちょっと物悲しい「I'm Falling」



ありきたりかも知れないが、やはりコレが一番好きだな。
ジャケットの雰囲気も含めて。

【AL STEWART / YEAR OF THE CAT】

AL STEWART YEAR OF THE CAT.jpg

「Year of the cat」

OLD GREY WHISTLE TESTの映像だ。



さあ、今日は日曜だが営業日。
リクエストにはオールOKで答えるとして、
それ以外はちょっとソフトなロック・スタンダードでもかけようかな。
お待ちしています!

2011年02月20日

2/19(土)FOOLS GOLDなど...

「タルカス」

E,L & P TARKUS.jpg

交響曲版が

吉松隆 TARKUS.jpg

「題名のない音楽会」で登場!
今日の朝だったのかな。

http://www.barks.jp/news/?id=1000067777
http://www.tv-asahi.co.jp/daimei/

寝てたので見てないけど、録画しています。

昨日は土曜日でしたが、静かでした。
開店早々のお客様と、ギターを弾きながら遊んでいましたが、
最終的には4時頃まで営業。
閉店後、奮起して青梅街道沿いの(帰宅とは逆方向)
ラーメン屋さんへ走ったのですが、
「ごめん、スープも麺も終わりなの...」(−−〆)

ホカ弁を買って帰りました。

昨日も色々聴きました。

GRATEFUL DEAD/AMERICAN BEAUTYを聴きながら早めに開店。
その後は、本来、曜日違いなんですが
お客様が持って来て下さった嬉しい差し入れの
BOB SEGER/NIGHT MOVES
嬉しがりの関西人はすぐに聴きました。

VAN MORRISON/MOONDANCE
EAGLES/ON THE BORDER
JACKSON BROWNE/THE PRETENDER
CARLY SIMON/HOTCAKES
JACKSON BROWNE/LAWYERS IN LOVE(リクエスト)
DAVID LINDLEY & EL RAYO-X/WIN THIS RECORD!
RITA COOLIDGE/GOLD SUPERDISC
RY COODER/CROSSROADS
FOOLS GOLD/MR.LUCKY
LITTLE FEAT/FEATS DON'T FAIL ME NOW
POCO/ROSE OF CIMARRON
AMERICA/HAT TRICK
DAN FOGELBERG/CAPTURED ANGEL
LINDA RONSTADT/HOME SOWN...HOME GROWN
EAGLES/THE LONG RUN
NEIL YOUNG/EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE
STEVE FORBERT/JACKRABBIT SLIM
BILLY JOEL/THE NYLON CURTAIN
JOHN HALL/JOHN HALL
BONNIE RAITT/SWEET FORGIVENESS
SILVER/SILVER
DAVE MASON/DAVE MASON
V.T'S/AUTUMN BREEZE
CAROL KING/TAPESTRY
JOHN DAVID SOUTHER/BLACK ROSE
までかけて終了。

実は、今お客様が入ってこられてしまっているので、
今日は1曲だけでご勘弁を。

【FOOLS GOLD / MR.LUCKY】

FOOLS GOLD MR.LUCKY.jpg

から、「Runnin' and Hidin'」

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